昔,ピラミッドパワーと騒がれていたころ発売されたSEIKOのピラミッドトーク。
その際,音声時報にひかれて購入。単3電池2本で,電池を入れたのを忘れるぐらい長持ちする。特に音声時報が気に入っていた。ところが長年使っている間に頭部ボタンを押しての時刻音声が,ムニュムニュと訳の分からない音声になり,時報も同様に分からない音声になった。そのせいで長い間放置することになった。
ある時,上部に音声発生の為のスリットから埃が入り,音が出にくくなっているのではと思い至った。息を吹き込むと少しいいような気がする。ただ,スリットに強い風を吹き込むいい方法がなかった。
音声時報なしでしばらく使ったが,単なる置時計では物足りない。そんな時思いついた。時計を倒して音を出せば埃を吹き飛ばせるのでは・・・
ムニュムニュの時報を鳴らし続けて少しづつ治りながらおよそ3ケ月ほど。なんと治った。はっきり時報が聞こえる。ただし,スイッチ接点の埃が固まってしまったのか頭部ボタンでの時刻報知は治らなかった。
音声時報だけでも使い心地はいい。夕方,スマートニュースなんぞを読みふけっていて時報が「5時です」でハッとする。昔のボンボン時計もいいがやはり現代人,時間に追われているのは悲しいが便利だ。
ただピラミッドトーク,今はどうなったと見てみると
こんな風に高性能になっているがピラミッドでは無くなったようだ。